借金200円也

相方から
「ジャンパーをクリーニングに出しといて」と言われた。

クリーニングに持っていかなくても大丈夫そうなものは、大抵自宅で洗濯している私。
そのジャンパーも自宅でも洗えそうなのか、念のため〈品質表示〉を確認してみた。

が、見当たらない・・・・。
下手に自宅で洗って、どうしようもなくなり、相方からなじられるのも嫌なので、近所のクリーニング店に持って行くことにした。

クリーニング店の前には、小さなスーパーがあるので帰りにちょっと買い足ししようと思い、多めに持っていた。

たった一枚のジャンパーを出すのに、クリーニング店に滞在した時間は10分くらい。
なぜか・・・・・。
店主から、熱く熱く布の取り扱いについてのレクチャーを受けてたから・・・・・。

で、お会計の時になり
「じゃ、これはダウンだから、ちょっと高くなるから・・・・2665円ね」

「・・・・・。」
足りない・・・。200円足りない・・・。ここ、前金だからどうしよう・・・
勇気を振り絞り
　「おじさん、お金が足りない・・・。あと、200円なんだけど・・・。とりあえず、2400円だけ払ってていい？」

おじさんは、快く了承してくれた。
しかも、端数切捨てで・・・

残金は、仕上がった時に支払うという事で、クリーニング店に200円の借金をしてきてしまいました。

もちろん、帰りの買い物はできなかった・・・・・・・・・・・・。