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二年前の今日 [思い出]

今日は、姑の二回目の命日。

丁度日曜日と言う事もあり、お寺で「三回忌法要」をしてきました。

 

二年前の今日、病室で看取りました。逝った直後、悲しいと言うより「よかったね。楽になれるね。」という気持ちの方が大きかった・・・・。

というのも、私が嫁に来る以前から肝臓を悪くしており、ときおり体調がすぐれなかったんです。内臓系の病気と言う事で、外見には元気そうに写ってしまう。でも、中身はボロボロ。

そんな状態だったにも関わらず、九州男児の舅は仕事から帰宅した時、姑が辛くて横になっている事が許せなくてよく怒鳴っていました。帰宅後の舅は、座ると動かない人だったので姑は大変そうでした。食卓の準備も家事もなにも手伝おうとしない舅・・・・。

舅の借金問題もあり病院にも行ったり行かなかったりで、結局離婚してしまいましたが、その後は一人暮らしをしながら通院していました。でも、決断が遅すぎた。後は、症状の悪化を遅らせるくらいの状態。

亡くなる年の二月、出血で緊急入院しました。その時「今夜が・・・・」みたいな状態だったけれども、どうにか一般病棟に移るまでに回復。

一般病棟では、本人も回復するという事が分かっていたのか、発する言葉は常に前向きだし、顔色も良かったんです。で、数週間の入院の後、めでたく退院。

 

それから、半年後。真夏を迎えるにあたり体力的に警戒していた矢先、緊急入院です。

今回は、本人が体調がすぐれないとうことでの入院でした。

しかし、前回の入院と違う。なにが違うって、前向きな言葉が出てこない。日に日に弱っている。顔色も良くない。

最後は、自力でトイレにも行けてたのに車椅子で押してもらってのトイレでした。

 

そんな病室で姑と二人きりになった時。

ふと「今回は、もうだめかも・・・。前の時は不思議といつくらいまで退院できるって自分でも分かったけれど、今度は・・・。もう、疲れた・・・・・・。」って。

先日、余命宣告を聞いた私。嘘はつけなくて、何も言えなかった・・・・・。この事は、相方にも舅にも義弟にも言っていない。言えなかった・・・。

その後、呼吸が苦しくなってきた時なんか「死ぬのは怖い・・・。助けて・・・。」って叫んでた。

そんな姑の背中をさすりながら「大丈夫。ゆっくり息をして・・」って励ましていたけれど。

 

そして二年前の今日、息を引き取りました。

享年58歳。まだまだ若い・・・・。

その後の舅は、見るほうが辛くなるくらい憔悴しきっており、反省しきりでした。(舅の話しはまた今度・・・)

 

でも、一つだけ良かったなと思ったことが。

亡くなる数日前、姑は無事誕生日を迎えることができたのです。もしかして、誕生日は迎えられないかもと思っていただけに、その日を無事に迎えられた事は良かった・・・。

 

 

 

 


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